古いiPadのセキュリティ対策:まずはセキュリティソフト
古いiPadのOSは、最新のセキュリティアップデートに対応していない場合があります。そのため、脆弱性をカバーするためにまず行ったのがセキュリティソフトの導入です。App Store で評価の高いセキュリティアプリを選び、インストールしました。これで、Web閲覧やアプリの利用時のセキュリティ面での不安を軽減できます。私は、普通のセキュリティソフトを購入して、インストールしましたが、難しい人は、App Store からのインストールが、簡単でしょう。
2台持ちの強みを活かす:容量の壁を乗り越える
幸い、私はiPadを2台所有しています。
・iPad第6世代(128GB):こちらは最新OSへのアップデートはできませんが、大容量であるため、主にアプリのインストール用として活用しています。アプリは独自にバージョンアップしていくものが多く、セキュリティ面でも比較的安心です。
・iPad第7世代(32GB):こちらは最新OSへのアップデートのために必要な容量を確保するため、アプリを大幅に削減しました。Web閲覧など、比較的容量を必要としない用途に限定しています。YouTube などの閲覧も、アプリをインストールするのではなく、検索で、Web から入ると良いでしょう。
このように2台のiPad の得意な部分を活かすことで、容量の少ないiPad でもストレスなく使用できています。
Web 閲覧は充分!連携機能も魅力
最新のiPad に比べると動作が遅く感じることもありますが、Web 閲覧程度であれば第7世代のiPad で全く問題ありません。むしろ、iPhone や Mac との連携機能は非常に便利で、この点が機種変更を躊躇する理由の一つでもあります。
当面は買い替えなし!古いiPad を賢く使う
このように工夫することで、高価な新型iPad を購入することなく、手持ちの古いiPad で当面は十分にやっていけそうです。タブレット端末は確かに高価ですが、アイデア次第でまだまだ活躍の場があると感じています。
今回は、私が古いiPadを活用している方法についてお話ししました。もし、同じように古いiPad の活用に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
追加情報補足
ステップ1:iPadの現状把握と整理
まず、扱いの古いiPadモデルとiOSのバージョンを確認しましょう。設定アプリを開き、「一般」>「情報」で確認できます。
次に、iPadの中身を整理します。
・不要なアプリの削除:長期間使っていないアプリや、今後も使う予定のないアプリはアンインストールしましょう。ホーム画面のアイコンを長押しして「App削除」を選択します。
・データの整理:写真、ビデオ、書類などで不要なものは削除したり、iCloudや他のストレージサービスにバックアップしたりしましょう。
・ストレージの確認:「設定」>「一般」>「iPadストレージ」で空き容量を確認し、必要に応じて不要なデータを削除します。
ステップ2:iPadの動作を軽くするための設定
古いiPadは最新のiPadに比べて処理能力が劣るため、いくつかの設定を見直すことで動作が軽くなる可能性があります。
・視覚効果の軽減:「設定」>「アクセシビリティ」>「動作」で、「視差効果を減らす」をオンにすると、画面の動きがシンプルになり、負荷が軽減されます。
・Appのバックグランドを更新をオフ:「設定」>「一般」>「Appのグランド更新をオフ:「設定」>「一般」>「Appのバックグランド更新」で、「Wi-Fi」または「オフ」を選択します。これにより、使用していないアプリが裏で通信するのを防ぎ、バッテリー消費とデータ通信量を抑えられます。
・位置情報サービスの利用を制限:「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」で、常に許可する必要のないアプリは「App使用中のみ」または「許可しない」に変更します。
・Spotlight検索の対象を減らす:「設定」>「Siriと検索」で、検索結果に表示する必要のないアプリのチェックを外します。
・Safariの設定を見直す:「設定」>「Safari」で、「履歴とWebデータを消去」を実行したり、「プライベートブラウズ」モードを積極的に利用することで、動作が改善されることがあります。
ステップ3:セキュリティソフトの検討と導入
iPadOSは比較的セキュリティが高いOSですが、より安全に利用するためにセキュリティソフトを導入することも有効な手段です。ただし、iOS/iPadOSの仕様上、一般的なパソコン向けのセキュリティソフトとは機能が異なる場合があります。
・App Store での検索:App Store で「セキュリティ」「ウィルス対策」などのキーワードで検索してみましょう。
・提供元の信頼性を確認:評価やレビュー、発売元の情報を確認し、信頼できるセキュリティソフトを選びましょう。
・主な機能:一般的なセキュリティソフトの機能としては、以下のようなものがあります。
・Webサイトの安全性評価:危険なWeb サイトへのアクセスを警告したり、ブロックしたりします。
・フィッシング対策:偽のWeb サイトやメールによる詐欺から保護します。
・Wi-Fiセキュリティ:安全ではないWi-Fi ネットワークへの接続を警告します。
・VPN機能:インターネット通信を暗号化し、プライバシーを保護します(有料版に多い機能です)。
・無料版と有料版:無料版は基本的な機能に限定されていることが多いですが、有料版ではより高度な機能が利用できる場合があります。ご自身の利用状況に合わせて検討しましょう。
・インストールと設定:App Storeからインストール後、アプリの指示に従って設定を行います。通常、特別な許可などを求められる場合があります。
ステップ4:セキュリティソフト導入後の運用
セキュリティソフトを導入したら、以下の点に注意して運用しましょう。
・定期的なアップデート:セキュリティソフトは常に最新の状態に保つことが重要です。通常は、自動アップデートが有効になっていますが、念の為確認しましょう。
・警告への注意:セキュリティソフトから警告が表示された場合は、内容をよく確認し、適切な対応を取りましょう。
・OSのアップデート:iPadOSのアップデートもセキュリティ対策として非常に重要です。「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」で最新の状態を保ちましょう。
補足事項
・古いiPad のモデルやiOSのバージョンによっては、最新のセキュリティソフトが対応していない場合があります。App Store で互換性を確認してください。
・セキュリティソフトを複数インストールすると、動作が不安定になる可能性があるため、一つに絞って利用しましょう。
・セキュリティソフトだけに頼らず、不審なWeb サイトやメールには注意する、安易にリンクをクリックしないなど、基本的なセキュリティ意識を持つことが重要です。
これらのステップを踏むことで、古いiPad を効率化し、セキュリティソフトを導入してより安全に活用できるはずです。頑張ってください!
